LOG IN

6歳児の理解度は、深いのか浅いのか。

by Vege Sato

太郎が晩飯の最中に、やおら僕に言い出した。

太郎「ねえベジィ!パパが死んで、良いことと悪いことが両方あるね」

ベジ「なんだよ急に。しかも良いことって。。」

太郎「良いことから言うよ?」

ベジ「おう」

太郎「ママと住むことになったこととー、このおウチに引っ越したことととー、家族が増えたこと」

ベジ「......」

太郎「で悪いことはね」

ベジ「うん」

太郎「パパが死んで一緒に遊べないこと」

ベジ「......」

多くの場合、子は、親が思うより、はるかに成長している。

<背景情報>

1)太郎は父親のことを最近、お父さんでなく「ベジィ!」と呼ぶことが多い。

2)「パパ」とは僕の父で丸二年前に他界。ちなみに急性心筋梗塞で急死。

3)パパ他界をきっかけに、夜逃げするように一同はベジ実家へ引っ越してきた。

4)そこから突然、「ママ」こと僕の母と息子家族の同居が何の前触れもなく始まった。

5)太郎と「パパ」は親友だった。パパはママに超亭主関白で、ベジに超厳格だった。

6)一週間前に三回忌の法要が終わり、大人たちもなんとなくひと区切りだった。

OTHER SNAPS